宅配ボックスを自作してみた(全体像編)

大家である僕が所有物件のラッフルズ坂元に、今、賃貸業界でHOTなアイテム【宅配ボックス】をDIYしてつくっちゃおう!という、妄想から実践へのプロセスをブログに残していこうと思います。

 なんで、宅配ボックスをDIYで自作しようかと思ったのかはコチラの記事で。

 

 文字数4600越!渾身の宅配ボックスを自作してみた(DIY実践編)はコチラの記事で。

 

 宝の持ち腐れを防ぐ!宅配ボックスを自作してみた(DIY後の稼働運営編)はコチラの記事で。

宅配ボックスをDIY&運営の全体像

 

ビジネスもDIYも【目的とするもの】をキチンと明確にし、それを達成させるためにどのような工程で、何が必要なのか?という事をしっかりアタマに入れておくことが重要だと思います。

そのために、まず、【宅配ボックス】を自作するために必要な情報や工程を洗い出します。

  1. 設計図を準備する
  2. 資材を選定&調達する
  3. DIYをスタートさせる
  4. 設置現場に運搬し設置する
  5. 最終調整をする
  6. 運営をスタートさせる

最低でもこの6つの工程が必要になると思います。

これ以外にも、コスト管理や設置場所の選定など、導入に関して大切なファクターがあると思います。

各人の物件規模や考え方を整理し、作ってから「しまった!!」という事が内容にしっかりと全体像を把握するようにすると良いでしょう。

 

各工程を確認する

設計図を準備する

絶対に必要ですね、設計図。

自分のアタマの中のイメージをアウトプットする事で思考が整理され、後々の材料調達や作業する際のロードマップとなる大切なツールとなります。

また、作業をする際に、自分以外の第三者にサポートをもらう場合、口で伝えるだけではしっかり伝わらな場合もあるでしょう。その際にもこの設計図が役に立ちます。

といっても、CAD等のプロユースのツールを使って精密に書き上げる必要はないと思く、自分が、相手がしっかり確認がとれるレベルであれば手書きでもOKと考えます。

実際今回自作した宅配ボックスは手書きの設計図を基に友人と情報を共有し、作り上げることが出来ました。

何度も設計図の数値を確認し作成したことを考えると、設計図は大切さである!という事がよくわかりました。

資材を選定&調達する

知恵と工夫を盛り込んだ設計図が完成しました。

その完成図が、コレです!!

 

改めてこうやって見てみると、、、ヒドイですね(笑)

でも、これで大丈夫なんです!

この段階は、このラフな設計図を基に「材料の選定」を行います。

なぜ、調達でなく、選定なのか?

それは、調達に行っても「予想した材料が無かった」ということがあるからです。

先ほど作った設計図は、あくまでも自分のアタマの中での「出来上がりイメージ」をカタチにし「ここはこういう感じの材料で」というざっくりしたものです。

世の中には、多種多様な資材がありますが、僕ら一般人が材料を調達しようとする場合、地元のホームセンターを利用する場合がほとんででしょう。

いざ、設計図を持って資材調達ににそのホームセンターに行ってみると、

「。。。。

あれ?!ない?!あると思ったんだけど。。。」

DIYをしたことがある方なら体験したことがあると思いますが、これ、DIYあるあるです。

ですから、まずは、調達の前に「選定」なんです。

当初予想した資材がなくとも、似た用途で利用できそうなものなどの代用品に目星をつけるなど選定し、当初の設計プランを調整す必要もでてくるからです。

また、予定していた予算をオーバーする場合もあるでしょう。

複数店周ることで価格の違いや品揃えの違いもあるでしょう。

その観点からも、まずは選定。そして調達という順番が良いと思います。

そして、DIYをスタートさせるためにも設計図を清書することもお忘れなく。

DIYをスタートさせる

資材も選定・調達し終えたら、いよいよDIYのスタートです。

ここで大切にしたいポイントは、

①出来るだけ作業量を少なくする

②作業場所を確保する

③色々あるかもしれないけど楽しむ

という3つですね。

 

今回の宅配ボックスをDIYする工程では、躯体を組み上げ、扉の加工&取り付け、背板取り付け、

部屋番号表示加工等があります。

ひとつひとつは単純な工程ですが、量が多くなるとそれだけ時間と手間がかかり、最後の方になると体力的精神的ダメージが蓄積されてきます。

これらを軽減させるためにも資材カット等、ホームセンターで代行してもらえるものは、そのサービスを有効活用するのが良いでしょう。

作業場所の確保も大切です。

今回、作業した季節は「夏」でした。先ほどの作業の大変さに、日差しと暑さが加わってきます。

また、天気が崩れ雨などになると、作業中断や荷物片付けなど別の作業発生でテンションが下がってしまいます。そうしたことに対応できる場所を確保し作業スタートすることも大切です。

DIYやってたら色々あります!

「まじか。。。こんなはずじゃなかった。。。。」

なんてことはザラです!!!

そんな時はこの言葉で乗り越えましょう!

【また話のネタ、作っちゃったなーー!!】

【いよいよ面白くなってきた!!!】

色々あります、DIY。それも楽しみのひとつとして捉えていくのが良いと思いますよ!

 

設置現場に運搬し設置する

今回の計画では、離れた作業場所で宅配ボックス本体を作り上げ、その後設置現場に運搬し設置する計画にしました。

こうすることで、仮にDIYが長引き作業当日に運搬設置まで出来なくても問題ないようになります。

但し、運搬用の車両の事もしっかり考えてくださいね!

僕は作ってから、載るか載らないかのギリギリで焦りましたので(笑)

最終調整をする

先ほどの運搬設置後、不具合がないかチェックする大切な工程になります。

この時に色々気づきますし、実際その後の運用でのトラブル防止のアイデアなどが浮かんできました。

ここで大切にしてほしいのが、利用者視点です。

「宅配ボックスを使うのは誰?!」という視点を考えると良いと思います。

運営をスタートさせる

DIYで作り上げた宅配ボックス運搬し、設置し、最終チェックを行いました。

いよいよ運営を開始し、入居者さん、宅配業者さんに利用して頂く段階です。

作った宅配ボックスをしっかり利用してもらうために必要な工程があります。

それは、「入居者さんと宅配業者さんへの使い方レクチャー」です。

今回、DIYで自作チャレンジする宅配ボックスは、一般的な宅配ボックスと使い勝手が違います。

各世帯に1つづつの専用ボックスを準備し、「南京錠でロックする」という超アナログタイプに

なっている為、運営がマズいと「誤配等」のトラブルを引き起こします。

利便性を向上させるアイテムが、逆にストレスに感じてしまうのは避けたいと思います。

それらを防ぐためにも、「入居者さんと宅配業者さんへの使い方レクチャー」が必須です。

この部分にも手間がかかりますが、一度しっかりレクチャーすれば大丈夫だと思います。

 

まとめ

今回の記事では、宅配ボックスをDIYで自作し、運営するための大まかな全体像をお伝えしました。

  1. 設計図を準備する
  2. 資材を選定&調達する
  3. DIYをスタートさせる
  4. 設置現場に運搬し設置する
  5. 最終調整をする
  6. 運営をスタートさせる

上記したこの項目を、次回以降のの「DIY実践編」「DIY後の稼働運営編」で各種画像付で詳しく解説していきます。

この記事が全国の賃貸経営関係者の参考になると幸いです。

 

久保力也
(くぼりきや)

宅建主任士、公認不動産コンサルティングマスター、デキる大家アカデミー認定インストラクター、J-REC公認不動産コンサルタント、ほめる達人1級。

29歳で脱サラし、大家兼不動産業者として未経験不動産業界にデビューし早10年。

「大家が変われば日本が変わる!」という想いでセミナーやコンサルティング等、全国で活動中。

ヒトの成長に携わることが本当にうれしいと感じる薩摩隼人。

 

 

おすすめの記事